『なまらキッズ』

北海道テレビ放送HTB)『なまらキッズ』

 

1997年3~4月に「春休みドラマ」として3週連続で放送。『水曜どうでしょう』の嬉野雅道ディレクターが撮影に参加したために『どうでしょう』のロケ(「サイコロ3」)を休んだドラマとして、『どうでしょう』ファンを中心にタイトルだけは広く知られた作品であろう。

 

第1話:1997年3月22日 15:00~15:30

 好奇心と勇気あふれる六人の子どもたち"なまらキッズ"が札幌でさまざまな事件を解決していくドラマ。三回シリーズ。

 華(高田紗千子)たち六人は、山元(斉藤歩)の"なんでも引き受け相談所"に集まっては、情報交換をしている。ある晩、華はラーメン屋の手伝いで、たけし(加藤広大)とどんぶりを下げに行き、不思議な男の声を聞いた。

 

第2話「謎の挑戦状」:1997年3月29日 15:00~15:30

 アパートのなぞの男を助けて手柄を立てた"なまらキッズ"たちにチョコレートファクトリーへの招待状が届いた。美樹(小林亜紗美)、華(高田紗千子)、たけし(加藤広大)、舞(島田友愛)、玲美(谷彩音)たちは光介(鈴木祐二)に連れられて喜んで出かけて行く。だが、招待状は偽物でだれかのいたずらだった。

 

第3話「キラキラSOS」:1997年4月5日 15:00~15:30

 舞(島田友愛)の祖母千代(大友恭子=写真右から三人目)の誕生日をなまらキッズで祝うことになった。舞の家で誕生会が進む中、窓の外の団地の方で光るものが見えた。しばらく見ていたなまらキッズたちだが、ゲームなどをしているうちに忘れてしまう。

 

翌年の春休みにも、スペシャルドラマとして1回放送されている。

 

春休みドラマスペシャル「なまらキッズ 星たちのダンス」:1998年3月28日 13:00~13:55

 昨年、三回にわたって放送した「なまらキッズ」の続編。同じダンススクールに通う美樹(小林亜紗美=写真中央)、たけし(加藤広大=同左から二人目)らなまらキッズ五人組は、優勝賞品が東京ディズニーランドというダンスパフォーマンスコンテストに参加することに。ダンスの練習に熱が入るなまらキッズたち。だが、コンテストの衣装のデザインをきっかけに翔(小松田啓介)という年上の青年にあこがれを抱く美樹と彼女に思いを寄せるたけしのジェラシーが五人の間に微妙な感情の対立をもたらす。

 

 

記載しているあらすじは、当該回放送日の新聞に記載されたものです。

出典:『北海道新聞』縮刷版(国立国会図書館所蔵)