『あいうえお天気目玉焼Lサイズ』1994年度放送リスト

福島放送(KFB)『あいうえお天気目玉焼Lサイズ』

 

1990年4月7日~1998年9月26日に福島放送 (KFB)で放送された週末の情報番組。放送時間は毎週土曜日7時~8時。

 

ここでは、1994年度放送分についてまとめている。なお、番組の見どころは、『福島民報』においては放送前日(金曜日)のラ・テ欄に「明朝の見もの」として記載されている。放送回数は『あいうえお天気目玉焼』時代からの通算である。

 

第204回:1994年4月2日「シドケって何▷目玉焼き体操▷新しい仲間が登場」

古殿町から山菜の王様”しどけ”をリポート。また、目玉焼体操の歌詞を発表。新キャラクターの登場など盛りだくさん。

第205回:1994年4月9日「中継・いわき春の海▷ついに完成か?目玉焼き体操」

郡山市の主婦が作った「目玉焼体操」が、完成に向けて動き出す。

第206回:1994年4月16日「700本の桜満開・大森城山公園▷乙女桜の伝説」

第207回:1994年4月23日「自然の冷蔵庫?只見の雪むろ▷正しい昼寝のしかた」

第208回:1994年4月30日「花中継▷ディズニーランド情報▷シーズー犬抽選」

第209回:1994年5月7日「ライオンとカンガルーの親子▷目玉焼き体操その後」

あすの母の日を前に、「お母さん」をキーワードにおくる。中継は二本松のサファリパークから、ライオンとカンガルーの親子を紹介する。

第210回:1994年5月14日「収穫まで3年この野菜は?▷小犬プレゼント第2弾」

「今が食べごろ」をキーワードに、食べ物に関する話題をおくる。中継は小野町から。収穫まで三年、一日に二十センチも伸びる野菜とは。

第211回:1994年5月21日「スクスク育て・タケノコ▷帰ってきたくいしん坊」

今が最盛期。スクスクと育つタケノコの話題を宮城県丸森町から。

第212回:1994年5月28日「涼味満点ニシキゴイ▷寺尾が訪ねるコンニャクの里」

第213回:1994年6月4日「ついに完成か?目玉焼き体操▷発表・犬の当選者」

第214回:1994年6月11日「知って得するご祝儀袋講座▷今が見ごろ白河バラ園」

ジューン・ブライドをテーマに、知って得するプヨ丸のご祝儀袋講座をおくる。平方恭子の中継は、六千株のバラが見ごろを迎えている「白河バラ園」から。

第215回:1994年6月18日「お父さんに足裏健康法▷スッポンと平方▷にがお絵」

第216回:1994年6月25日「梅雨を楽しむ?▷お天気名人▷平方とミニトマト

梅雨をテーマに、その過ごし方などを紹介。また、本宮町から、かわいいチェリートマトの話題をおくる。

第217回:1994年7月2日「七夕と名水▷星空がみえる小学校▷平方化石を発見」

七夕をテーマにおくる。浪江町から星空が広がる小学校を紹介する。中継はいわき市アンモナイトセンターから。

218回:1994年7月9日「裏磐梯曽原湖でカヌー遊び▷淳子のお勧めスポット」

第219回:1994年7月16日「寺尾海釣りに初挑戦▷平方飯坂町でモモ娘に変身」

第220回:1994年7月23日「平方真夏のスケート▷三神幼稚園児が目玉焼き体操」

郡山市磐梯熱海町の国体スケートリンクから、平方恭子が「インラインスケート」に挑戦する。

第221回:1994年7月30日「夏だ・太鼓だ・古殿町▷こわーいお話▷目玉焼体操」

和太鼓フェスタが行われる古殿町から中継で。

第222回:1994年8月6日「中島村手のりツバメ▷磐梯山ろくで平方キャンプ」

”たまごぱっく”のコーナーでは、中島村から手のりツバメの話題を。また中継は、磐梯山のふもと琵琶沢キャンプ場からおくる。

第223回:1994年8月13日「淳子の米・今年の米は豊作?▷アイデア目玉焼き」

第224回:1994年8月20日「名水竜ケ沢わき水▷銚子ケ滝雨ごい▷くいしんぼー」

磐梯町から、名水として知られる龍ヶ沢湧水の話題を中継で。また、寺尾克彦が、郡山市の銚子ケ滝で雨ごいに挑戦する。

第225回:1994年8月27日「▷珍しい”白ナス”▷新発売文房具紹介 ほか」

湯川村から、とても珍しい「白なす」の話題を中継でおくる。

226回:1994年9月3日「天気予報が変わる?▷淳子の米▷今年のナシは? ほか」

九六年からスタートする新しい天気予報。その中身について鹿野浩司が解説。中継はいわき市から、あまいナシの話題を。

第227回:1994年9月10日「気象ロボットで天気予測▷81歳バリバリランナー」

会津坂下町から東北では初めての気象ロボットによるデータとともに町内だけの天気を予測する農業情報システムを紹介する。

第228回:1994年9月17日「雲に虹が…雲の不思議▷わりばしでミニハウス」

第229回:1994年9月24日「▷食欲の秋満喫▷エンディングテーマ決定」

第230回:1994年10月1日「目玉特捜部…スポーツグッズ▷目玉焼体操が大変身」

テーマは「スポーツの秋」。目玉焼特捜部の寺尾部長は、はやりのスポーツグッズを紹介。

第231回:1994年10月8日「▷スタジオを飛び出してみんなで稲刈り」

郡山市三穂田町の田んぼから中継。半年かけて育ててきた稲が実り、いよいよ稲刈りに挑戦。

第232回:1994年10月15日「平方サケのつかみ捕り▷奥羽大生目玉焼体操に挑戦」

各地で秋祭りが盛んに行われている。平方恭子アナが、楢葉町で「サケ祭り」に参加。豪快なサケのつかみ捕りに挑む。

第233回:1994年10月22日「あると便利こんな本▷天山文庫▷淳子の米 ほか」

第234回:1994年10月29日「福島”錦秋の秋”▷絶対見たい秋の新潟スポット」

今回は、色鮮やかな会津の山々を抜け、新潟まで足を延ばす。荒々しい日本海の表情と、水族館「マリンピア日本海」を羽藤アナがリポートする。

第235回:1994年11月5日「美味?幻のパンを探せ▷ヘイおまち・新そば▷新潟」

特捜部では、寺尾隊長が須賀川に伝わる幻のパンを探す。中継は、山都町の新そばまつりの模様をおくる。

第236回:1994年11月12日「幻のパンを発見▷帆船名人▷舘岩の赤カブ▷体操」

第237回:1994年11月19日「食べて健康・会津薬ぜん料理▷七五三ウオッチング」

第238回:1994年11月26日「欽ちゃん登場・だめだよーぼくだよー本物だよー」

大将こと欽ちゃんが福島に現れた。どうしてか、その真意を探る。

第239回:1994年12月3日「カレンダー特集▷木幡の幡まつり▷船引瀬川幼稚園」

目玉焼特捜部では、来年の変わり種カレンダーを大特集。中継は、四日に東和町で行われる木幡の幡まつりを。

第240回:1994年12月10日「正月食品買い出し▷表郷村でスケート▷目玉焼体操」

第241回:1994年12月17日「平方イノシシ人形ご対面▷寺尾スノーボードに挑む」

毎年この時期になると話題にでるのが、来年の干支(えと)人形作りで大忙しの三春デコ屋敷。平方恭子が訪問し、イノシシ人形と対面する。

第242回:1994年12月24日(Xmasスペシャル、7時~8時30分)「夢かなう90分▷子供がスターに▷イノシシと遊べる▷あの歌手も遂に登場 ほか」

「子供をスターにしたい」「サンタとトナカイにプレゼントを届けに来てほしい」など視聴者の夢にこたえる。

第243回:1995年1月7日「今年の作柄は?作見の井戸▷キミはいくら?お年玉」

第244回:1995年1月14日「スリムに?タイ料理▷うそかえ祭って…?▷白江幼稚園」

第245回:1995年1月21日「脅威・今年のスギ花粉▷中継レンタルスキー場」

早くもスギ花粉の飛散がいわきで観測された。今年は猛威を振るいそうなスギ花粉。今年の傾向を解説。

第246回:1995年1月28日「朝の国体開会式会場▷節分豆占い▷黄色のプヨ丸?」

ふくしま国体冬季大会が開幕。県郡山スケート場から、朝の表情をリポートする。

第247回:1995年2月4日「D51大特集▷モデルに挑戦?カメラ住職▷安積保育所

四、五の両日に運転されるSL磐梯会津路号の主役D51郡山駅から生中継。

第248回:1995年2月11日「クロスカントリーに挑む▷冬の健康法▷西郷第二幼稚園」

冬のスポーツ、クロスカントリーに寺尾克彦が挑戦する。

第249回:1995年2月18日「国体ここがジャンブ台▷4WDで行くワカサギ釣り」

ふくしま国体冬季大会スキー・バイアスロン競技会が十九日開幕。そこで、ジャンプ競技が行われる猪苗代シャンツェより、ジャンプ台などを中継で紹介する。

第250回:1995年2月25日「▷5年の歩み250回▷中継、岩瀬牧場の春」

放送二百五十回目を祝い、これまでの名迷場面を振り返る。また中継は、鏡石町の岩瀬牧場から、ひと足先に春の花を紹介する。

第251回:1995年3月4日「相馬イチゴ園▷なわとび日本一▷保存版目玉焼体操」

中継は、相馬のイチゴ園から春の味覚、イチゴの話題をおくる。商工課のコーナーでは、縄跳び日本一に輝いた、いわき市の斎藤仁さんを紹介する。

第252回:1995年3月11日「水戸偕楽園より今見ごろの梅を中継▷目玉焼体操」

春の香りを求めて、水戸の偕楽園から見ごろの梅を中継で伝える。

第253回:1995年3月18日「雅子さまのパン▷あら簡単・個人輸入▷矢祭・東館幼稚園」

第254回:1995年3月25日「小名浜遊覧船▷須賀川市の仏彫刻師▷小野町わかば幼稚園」

 

【備考】

第204回からは、それまでの番組キャラクター「ゴイシ」「トイシ」「タワシ」「オセロ」に替わって、新たなキャラクター「ぷよ丸」(福島民報ラ・テ欄では「プヨ丸」と表記)が登場した。丸々と太った雄鶏をモチーフにしたキャラクターで、メガネを掛けた「ぷよの介」、サングラスを掛けた「ファンキーぷよ丸」といった”仲間”もいた。

第246回には「黄色のプヨ丸?」が登場しているが、これは「ポアポア」というぷよ丸とは別のキャラクターである。この回から登場した「ポアポア」は黄色いひよこをモチーフにしたキャラクターで、自称「宇宙を飛ぶ渡りにわとり」である。キャラクターとしての人気は「ぷよ丸」よりも「ポアポア」の方が高かったようで、目玉焼体操のVTR(後述)をはじめ、番組後期の番宣映像やスタジオセットなどでは「ポアポア」が目立つ形になっていた。

なお、この「ポアポア」は、当時KFB報道部に所属していた編集マンが口の悪い記者からつけられたあだ名がモデルになっているといい、本人は「ポアポア」の誕生を喜んでいたと、番組ホームページで紹介されている。ちなみに、キャラクターの「ポアポア」が登場してからその編集マンは「なまポア」と呼ばれていたという。

第204回からは、番組名物の「目玉焼体操」もお目見えした。作詞は古山恵津子、作曲は佐川優子、編曲は長登隆宗、振付は須田良子。「いち、に、さん、し、めだまやき
~」のメロディーは、90年代中ごろに福島県内で過ごした人々、特に当時未就学児だった人々にとっては、一度は耳にしたことがあるもののはずだ。この時点ではまだ完成はしていなかったらしく、第213回ごろにかけて歌詞やメロディー、振り付けが整えられていったようである。その後は、県内各地の幼稚園・保育所を回って園児たちが体操をするコーナーが設けられ、番組終了まで親しまれた。

なお「目玉焼体操」は、2021年にKFB開局40周年特番の放送に合わせて、YouTubeのKFB公式チャンネルに当時のVTR(メインキャスターが奥山美香に交代した1997年以降のもの)がアップロードされたので、詳しい歌詞や振り付けなどはこちらを参照されたい。

 

【参考文献】

・『福島民報』朝刊各号(国立国会図書館東京本館所蔵マイクロフィルム

・「あいうえお天気目玉焼Lサイズ」番組公式ホームページ(1998年2月当時、ウェイバックマシン、2023年5月23日閲覧、https://web.archive.org/web/19980204052924/http://www.newton.co.jp/~kfb/program/medama/kyara.html

・「みんなで目玉焼体操を覚えよう!」(YouTube福島放送公式ときまるTV、2023年5月23日閲覧、https://www.youtube.com/watch?v=uQ1xYK4A7rk

 

【2023年5月23日公開】